小児歯科Q&A

Q.レントゲン写真は子供が撮っても大丈夫?

A.当院では、レントゲンの照射がごくわずかなデジタルレントゲンシステムを採用しています。撮影時は防護エプロンを着用していただいておりますので、より照射量を少なくすることが可能ですので、ご安心下さい。

Q.ぶつけてしまった時は?(外傷)

A.

・ 歯がグラグラする場合
通常、乳歯の下にはこれから生える永久歯が眠っています。ぶつけた衝撃の強さにより、乳歯や後々生える永久歯の神経が死んでしまうことがあります。ぶつけた直後はそれがはっきりしないため、経過をみる必要がありますが、だんだん歯の色が茶色く変色したり歯ぐきが腫れた場合は、歯の神経の中を消毒する治療を行います。

・唇や舌や頬の内側が切れた場合
程度によって、経過観察で良い場合と傷口を縫った方が良い場合があります。

Q.下前歯の裏側から大人の歯が生えてきたら?

A. 大人の下前歯は、内側から生えてくることがほとんどです。 基本的には大人の歯(永久歯)が生えてきたら乳歯を抜いた方が良いですが、中には以下のようにもう少し抜かずに経過をみるケースもあります。

・乳歯がほとんどグラグラしておらず、根が長く残っている
→ グラグラするのを待ちます

・グラグラしているが、食事などに支障がなく、本人が歯ぐきに麻酔をしたがらない場合
乳歯が残っているうちに永久歯が生えてきた場合は、ご相談ください。

自然に抜けた・抜いた後、抜けた隙間に歯が並ぶスペースがあれば、舌の力で押されて自然に前に出てきます。スペース不足だと前に出られず、歯並びがガタガタになる可能性が高くなり、気になる場合は、矯正が必要になるかもしれません。

Q.上前歯にすきまがある(正中離開)

A.上の前歯にすきまができることがありますが、原因は以下のものがあります。

① あごの骨に歯が埋まっている : 過剰歯
  基本的に、永久歯が生えるのを邪魔していたり、
  歯並びに影響する場合は抜く処置を行います。

② あごに対して歯が小さい(バランスの問題)
  経過観察するか、矯正になります。

③ 歯の本数が足りない
  経過観察するか、矯正になります。

④ 上唇の内側のスジが、歯の根元まで長く伸びている
  上唇のスジを切る処置を行います。

Q.2つの歯がくっついている(癒合歯・ゆごうし)

A.癒合歯とは、2つの歯がくっついていて1つの歯として一緒に生えてきたもののことです。

・乳歯に癒合歯がある場合、後から生える永久歯も癒合歯だったり、
 歯の本数が足りない可能性があります。

・虫歯にならなければ、特に治療の必要はありません。

・虫歯になってしまった場合は、通常の歯と同じ治療になります。(CR)

・溝に汚れがたまりやすく磨き残すと虫歯になりやすくなります。
 縦磨きもしましょう。

PageTop